食品偽装問題と2極化

2013年に食品偽装問題が起きたのを覚えていますか?

有名なホテルや百貨店が、バナメイエビを芝エビと表示したり、ブラックタイガーを車エビと表示したりして話題になりました。

他にも、

・赤福が消費期限の偽装を行っていた
・ミートホープが品質表示偽装を行って内部告発された
・マクドナルドが消費期限切れの牛肉を使っていた
・バードカフェがグルーポンで販売したおせちが写真と全く違った

など、ここ10年くらいで様々なタイプの偽装が発覚しました。

さすがに、中国の段ボールをミンチ肉に混ぜていたレベルのものは発覚していませんが、どの事件も世間を失望させたのは間違いないと思います。

個人的には、今でも大なり小なり偽装しているお店はあると思います。

特に体力がない個人店はやっていてもおかしくないなと。

これらのお店や企業はなぜこんなことをしてしまったのでしょうか。

その理由は、2極化が進行していることと大きく関係しています。

高収入な人と低収入な人の2極化が進行し、外食に使えるお金が昔と比べて減っているのは実感していると思います。

いわゆる大手企業と言われているところは、低収入層相手に質がそこそこで安いものを展開して利益を出しているわけですね。

それによって、「安くていいものを提供することこそ正しい企業努力である」という洗脳を受けた消費者が、体力がない小~中規模なお店や企業に「高級な●●を安い値段で食べたい!」というプレッシャーをかけた結果として、偽装が起こったんだと思います。

小~中規模のお店の場合、本来はサービスだったり、バラエティに富んだメニューだったり、価格以外の部分で勝負していくのが定石だと思うのですが、残念なことにマスコミの洗脳を受けた消費者は価格以外の部分に価値を感じなくなっていったんです。

もちろん、価格競争が起こったからと言って、偽装していいのかと言ったらそんなことはないですが、消費者側にも全く原因が無いとは言い切れないということです。

どの業界でもそうなんですけど、安いものには安いなりの理由があります。

おそらくほとんどの日本人は「安くて質が良いもの」が出回っていると思っていると思いますが、各偽装を見てもわかるように、現実は「安くて質が良くないもの」が出回っています。

そんな中で「高くてもいいから質が良いもの」を求めている人が存在し、その人たちは買うものが無くて困っているというのが今の世の中です。

「安くて質が良いもの」を目指すのは企業努力として素晴らしいと思いますが、それは資金力がある大手に任せて、僕らみたいな個人は「高くて質が高いもの」を提供する努力をしていくべきなんじゃないでしょうかね。

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